伝染病による登園停止

保育所は乳幼児が集団で長時間生活を共にする場です。
感染症の集団発症や流行をできるだけ防ぐことで、子どもたちが一日快適に生活できるよう、下記の感染症について完治証明書が必要です。

※学校保健安全法第19条における出席停止
〇印のあるもの⇒医師の完治証明が必要
保印のあるもの⇒保護者による登園届が必要

感染症名 登園の目安 主要症状
麻しん(はしか) 解熱した後3日を経過してから  発熱、発疹、コプリック(口の中にできる白いぷつぷつ)、咳、鼻水、くしゃみ、目やに、感冒に似た症状
 風しん(三日はしか) 発疹が消失してから 発熱、発疹、頸部リンパ腺の腫れ
 水痘(水ぼうそう)  すべての発疹がかさぶたになるまで 粟粒大(あわつぶだい)水疱性発疹
 流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ)
 耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫脹が発現してから5日を経過するまで、かつ全身症状が良好になるまで 発熱、耳たぶの下と前後の腫れ、頭痛、食欲不振
 結核  医師により感染の恐れがないと認めるまで
 咽頭結膜炎
(プール熱)
 主な症状が消え、2日経過してから  39℃前後の発熱、咽頭炎、結膜炎
流行性角結膜炎  感染力が非常に強いため結膜炎の症状が消失してから  目の結膜が赤くなり、ぶつぶつが見られ、瞼の腫れや涙、かゆみが出る
 百日咳  特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療を終了するまで  日増しにひどくなる咳、粘っこい痰
 腸管出血性大腸菌感染
(O157、O26、O111等)
 症状が治まり、かつ抗菌薬による治療が終了し、48時間をあけて連続2回の検便によって、いずれも菌陰性が確認されたもの 激しい腹痛とともに頻回の水様便や血便の症状があり、発熱は軽度
急性出血性結膜炎  医師により感染の恐れがないと認めるまで
 髄膜炎菌性髄膜炎  医師により感染の恐れがないと認めるまで
インフルエンザ  発熱後5日、解熱した後3日を経過  発熱、嘔吐、食欲不振、下痢、関節痛
 溶連菌感染症  抗菌薬内服後、24~48時間経過していること
伝染性紅斑(リンゴ病)  全身症状が良いこと
ウイルス性胃腸炎
(ノロ、ロタ、アデノウイルス等)
 嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段の食事がとれること
ヘルパンギーナ  発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること
 RSウイルス感染症  呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと
 帯状疱疹  すべての発疹が痂皮化してから
 突発性発しん  解熱し機嫌がよく全身症状が良いこと
保☆  手足口病  主要症状が消えるまで 発熱、手のひらや足の裏、口の中に水疱性発疹
 伝染性膿痂疹  水ぶくれ、ただれが完全に治るまで  水ぶくれ、皮膚のただれ

☆印の病気は、保育園を休んだほうが良い病気です。登園停止とは限りませんが、感染のまん延を防ぐためや、集団生活により症状が悪化する恐れがある場合は、個別に対応させていただきますのでご協力ください。